顕微鏡を覗くと何が見える?2023年1月24日(火)

当院ではお口の中の歯垢(プラーク)を取り顕微鏡を使ってお口の中の細菌を確認する検査を行っております。この検査により現在のあなたのお口の中が清潔に保たれているかどうか、歯周病の病原菌やカビ菌が存在するかどうかなどが把握できます。今日はその中でも注意が必要な菌をご紹介します。

😲これらの菌がいたら要チェック・注意❕❕

□スピロヘータ(らせん状菌)

スピロヘータとは、スピロヘータ科の微生物の総称。特に梅毒の病原体であるトレポネマパリズムを指します。口腔内にスピロヘータの菌が存在している状態は歯周病のリスクが非常に高い状態だと言えます。特に歯周病の原因だと言われる細菌の代表格がスピロヘータです。スピロヘータが多く存在すると歯ぐきからの出血、歯茎が下がる、歯周病の重症化、歯が抜けるなどの症状に繋がります。

□カビ菌(棒状菌

カビ菌とは普段の生活でも皆さんご存じのカビの一種です。食べ物や空気中にもカビ菌は多く存在し、口腔内にカビ菌が存在すると口腔内に不快感が残ることがあります。また、口腔内状態が悪くなりやすく歯周病になりやすくなります。カビ菌が多く存在すると口臭、ネバつき、歯周病の悪化などに繋がります。

歯科衛生士🌸小川でした🌸