染め出して歯磨き(2022年10月13日)
むし歯と歯周病の原因は、歯の表面に付いているプラーク(歯垢)と呼ばれる細菌のかたまりです。毎日の歯磨き(ブラッシング)は、このプラークを落とすこと(プラークコントロール)が目的です。しかし「磨いている」と「磨けている」とは違います。自己流に磨いていると、プラークが落ちているところと残るところが出てきます。
染め出しとは
プラークは歯の色に似た汚れです。ちょっと見ただけでは磨けているかどうか分かりません。そこで、薬液でプラークを赤や紫に染め(染め出し)て、プラークが残っている様子を調べます。プラークが溜まりやすいところや自分の磨き方の癖などが分かります。
歯磨き指導の順番
① 染め出し…染め出し剤を歯の隅々まで塗ります
② うがい…うがいをして余分な染め出し液を流します
③ 観察…鏡でプラークが残っている様子を観察します
④ 歯磨き指導…それぞれの方に適した歯ブラシの握り方、動かし方などを指導して、鏡を見ながら自分で染め出された所を磨きます
⑤ 口腔内(染め出し)をクリーニング…染め出して残っている所や汚れを落とします
磨いていると磨けているは違いますので、一度歯科医院で磨き方の確認をしてみても良いかもしれないですね。
担当は歯科衛生士山田でした🦷