口腔筋の働きを改善

舌や口を使った悪い習慣(口腔習癖)は、歯並びや噛み合わせの異常「不正咬合」を招く原因の一つです。また、物を噛んでうまく飲み込めない、うまく発音できない、口で呼吸する、表情が乏しいなどといった、様々な悪い影響を及ぼします。

舌や口を使った悪い習慣の例

  • タオルなど物をしゃぶる癖
  • 指しゃぶり
  • 頬杖をする癖
  • 舌を歯の間から突き出す癖
  • 爪をかむ癖
  • 舌を口の中で吸う癖
  • 下唇を強くかむ癖

こうして起こる不正咬合

歯は口の中で、唇、舌、両頬から圧力を受け、そのバランスの中で一定の位置を保っています。ところが口腔習癖があると、口の周りの筋肉が緩んだり緊張しすぎたりして、口の中の力のバランスがくずれて、歯は位置を保てなくなり動いてしまうのです。

口腔筋機能療法

口の周りの筋肉の緊張や緩みをなくし、正しいバランスがとれるようにする治療が「口腔筋機能療法」です。顔の筋肉や舌を動かすトレーニングやマッサージ、唇の力を鍛えるエクササイズなどを行います。口や唇の力がうまく働くことで、矯正治療後の新しい歯並びとかみ合わせは安定します。

担当は歯科衛生士山田でした🦷  2023年2月17日(金)