口腔ガンジダ症 2022年9月12日(月)

最近、口内炎や舌に赤いポツポツが繰り返しでき、痛みや違和感などを訴える方が増えています。これは、お口のなかに棲んでいるカビの一種でカンジダ菌に感染したためです。

私たちのお口のなかには、様々な微生物が棲みついていてカンジダ菌もその中のひとつです。カビ(真菌)の仲間で、元気なときには唾液や体の抵抗力によって何も悪さをしません。しかし、疲労やストレス、病気などで体力が衰えたり、抵抗力のない老人や乳児などが、お口の中のバランスを崩してしまうと、カンジダ菌が増殖し感染をおこしてしまいます。また、抗菌剤を長期に服用しているような人も感染しやすくなります。

さまざまな口腔カンジダ症

偽膜性カンジダ症・・・口や唇の内側に乳白色の苔のようなものができて、白い所の下は赤くなっています。

萎縮性カンジダ症・・・義歯床下の粘膜などによく見られて、白くなった部分の下は赤くただれ、痛みます。

肥厚性カンジダ症・・・症状が進んで、白い部分が固く板状になります。

治療法やケア

治療としては、真菌を駆除するお薬を使う

口腔内のケアとしては、丁寧な歯磨きとうがいをして、義歯は清潔に保つようにしましょう。そして、唾液には抗菌洗浄の働きがあるので、規則正しいお食事を摂って口腔内を清潔な状態に保つようにしましょう。

担当は歯科衛生士山田でした🦷