ビスフォスフォネート(BP)製剤と副作用 2022年8月23日(火)

今日は前回お話しした、骨粗鬆症と歯肉の関係についての続きです😊骨粗鬆症の治療を受けビスフォスフォネート製剤を服用している患者さんの中に歯科治療後に合併症を引き起こす可能性が報告されています。

□ビスフォスフォネート製剤とは□

骨がスカスカになる骨粗鬆症の治療薬で、骨が溶けるのを抑え骨の量を増やす効果があります。がんの骨転移治療や多発性骨髄腫などの治療にも使われているお薬です。

日本で使われているビスフォスフォネート製剤の飲み薬

・ダイドロネル ・フォサマック ・ボナロン ・アクトネル ・ベネット など

□歯科治療を受ける際の副作用□

・骨が腐る ・歯髄が炎症を起こす ・感染症が重くなる など

抜歯、歯周外科治療、インプラントの埋め込み手術など外科手術後に発生し、リスクを伴う治療になるため必要な処置を受けられません。※注射薬の方が飲み薬より副作用が強く現れます。

安全に医療を受けるためにも骨粗鬆症薬を開始する前に必要な歯科治療は終わらせましょう✨

歯科衛生士🪥小川でした🪥