院内感染の防止について
『院内感染』とは、重大な感染症(肝炎、HIV、梅毒など)が院内で患者さんから患者さんへ、患者さんから治療する人へ、治療する人を介して他の患者さんへうつることをいいます。安全を守るために様々な対応をしております。
【使い捨て(ディスポーサブル)タイプを使用】
コップやエプロン、拭き取りの紙ナプキンなど、汚れるものや直接口に触れるものは、できるだけ使い捨てのものを使います。
【水洗・洗浄と消毒】
使い終わった器具は水洗い後、薬剤で洗浄します。これで細菌や微生物のほとんどが除去されます。
【グローブ(治療用手袋)やマスクの着用】
患者さんの口に触れるときは、十分な手洗いのあとグローブとマスクを着けます。特にグローブは、患者さんの口に直接触れるもので、他のものを触ったりしないように注意します。
【滅菌】
高圧蒸気滅菌機(オートクレーブ)は、高温高圧の蒸気で滅菌処理する装置です。この装置で細菌や微生物を完全に死滅(「滅菌」といいます)させます。器具類をパックに入れてオートクレーブで「滅菌パック」にし、患者さんごとに使います。
【環境への配慮】
歯科治療では空気中に微細な粉塵などが飛び散ります。大型の空気清浄機や「口腔外バキューム」などを使い、治療環境が少しでも清潔になるように配慮しています。
⚠️注意⚠️
重大な感染症にかかっているとき、そのことをお伝えいただかないと大変危険です。適切な治療を受けるためにも、問診表には正しくご記入くださいますようお願いします。
🍐歯科衛生士 伊藤🍐