妊娠と歯周病 2022年8月19日(金)

こんにちは😊今回は『妊娠性歯肉炎』についてお話します。

妊娠中は、酸性食品の摂りすぎやダラダラ食いなどで食生活が乱れやすく、加えて自分自身のことがおろそかになり、口腔ケアが不十分になります。

また、妊娠でホルモンが変化し、女性ホルモンを好む歯周病細菌が活性化します。

妊娠中はお口の中の環境が悪化して、むし歯や歯周病になりやすい状態になります。特に歯周病は悪化しやすく、歯茎がぷっくりと腫れて出血しやすい状態になります。このことが『妊娠性歯肉炎』と言います。

低体重児を産んだ妊婦は、正常妊娠・正期産の人に比べて歯周病菌が4.5倍に、歯周病の妊婦はそうでない妊婦に比べ早産や流産になる確率が7.5倍というデータが報告されています。

歯周病患部の毒素や炎症を引き起こす物質は、血液中に入って全身に運ばれ、胎盤に刺激を与えて胎児の成長に影響を与えます。また、子宮収縮を促して早産につながると考えられています。

妊娠がわかったら、お腹の中の赤ちゃんのためにもお口のケアに注意が必要になります!定期的に歯科医院でのクリーニングをおすすめします!

歯科衛生士 佐藤