反対咬合の原因

前回のブログでは反対咬合についてどのような症状がお伝えしました。

今回は原因についてお話します。

🦷原因🦷

遺伝的要因

 上顎が小さいことや下顎が大きくて前の位置にあることは遺伝的な要因が大きいと

 考えられています。

幼少期の指しゃぶり

 長い期間、指しゃぶりの癖が続くと、上下の前歯の間に指の通る隙間ができ咬みあわなくなったり、  

 指の力により上あごの前歯が前方に傾斜したり、指を吸う力により上あごの歯列が狭くなり、 

 歯列の形がV字型に変形します。これが原因の一つと考えられています。

上下の顎の発達がアンバランス

 下の顎の成長が大きく上の顎とのバランスが悪くなってしまう、上の顎の発達が悪いために

 下顎の方が前に出てしまう場合など発育過剰・発育不全を指します。成長段階で反対咬合になると

 上顎の前歯による抑制がなくなるので、下顎が前方に伸びて過成長になります。

口呼吸

 口呼吸が癖になると、舌が下がり上顎から離れて力のバランスが崩れ、頬粘膜の圧力が

 かかるようになってしまいます。頬からの力により歯列が内側に押され狭くなり、その結果、

 歯並びが乱れるのです。また、常に口を開けていると顎が下へ下へと成長していきます。

 🍓歯科衛生士 伊藤🍓