口呼吸やクチャ食べはサイン?子どもの口腔機能発達不全症チェック|旭川市の小児矯正|たくま歯科医院

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口呼吸やクチャ食べはサイン?子どもの口腔機能発達不全症チェック

口呼吸やクチャ食べはサイン?子どもの口腔機能発達不全症チェック

目次

お子様の「口ポカン」「クチャ食べ」、気になっていませんか?


5歳頃のお子様が食事中に口を開けていたり、硬いものを避けたりする姿は、単なる癖ではなく「口腔機能発達不全症」のサインである場合があります。この記事では、ご家庭でできるチェック項目、そのまま様子を見た場合に考えられる影響、そして旭川市のたくま歯科医院で行っている負担に配慮したアプローチまで、保護者さまの迷いに寄り添いながらご紹介します3


この記事の要点まとめ


  • 口ポカンやクチャ食べは「口腔機能発達不全症」のサインである可能性がある
  • 放置すると歯並びや全身の健康に影響が及ぶ場合があり、早めの相談が勧められる
  • MFTや保険適用の管理など、負担に配慮した取り組みが選択肢として紹介されている

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口腔機能発達不全症とは?知っておきたい「お口の機能」の基礎知識

口腔機能発達不全症とは?知っておきたい「お口の機能」の基礎知識

「食べる・話す・呼吸する」機能の育ちに遅れが生じる状態


口腔機能発達不全症は、お子様の成長過程で、食べる・話す・呼吸するといったお口の基本的な機能が十分に育っていない状態を指します3。むし歯や歯並びのように目で見てすぐ分かる問題とは異なり、舌や唇、頬の筋肉の使い方、飲み込み方の癖など、「機能の育ち」に着目した疾患概念である点が特徴です。2018年からは健康保険にも位置づけられ、小児歯科の分野で注目度が高まっています2


むし歯や歯並びだけではない「育ち」の重要性


これまで小児歯科では「むし歯予防」が中心に語られてきましたが、近年は歯を正しく動かして機能させる「口腔機能の発達」も同じくらい大切だと考えられるようになりました3。噛む・飲み込む・呼吸するといった動きは生まれた時から少しずつ育っていくもので、乳幼児期の癖や姿勢、離乳食の進め方がその土台をつくります。当院では、こうしたお口の発達を総合的に支える視点で診療にあたっています。


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食事中のサイン:口を開けて食べる・クチャクチャ音がする


食事中に唇をしっかり閉じて咀嚼できているかは、大切な観察ポイントの一つです。口を開けたまま食べていたり、クチャクチャと音を立てて食べていたりする場合、唇や頬の筋肉がうまく使えていない可能性があります3。普段の食事の様子を、落ち着いて観察してみましょう。


食べ方の癖:硬いものを嫌がる・いつまでも口の中に残る


硬いものを避けたり、いつまでも噛んでいて飲み込めなかったりする様子は、噛む力(咀嚼)や飲み込み(嚥下)の発達が未熟なサインの一つと考えられます3。食べこぼしが多い、丸のみしてしまうといった様子も、あわせて注意深く見てあげてください。


日常生活の癖:いつも口が開いている(口ポカン)や口呼吸


テレビを見ている時や集中している時に、無意識にお口がぽかんと開いていないか確認してみましょう。当院の情報でも、小学生のおよそ8割が口呼吸傾向にあるという調査結果に触れられており、口呼吸はお口の発達に影響しやすい習慣として注意が必要です。いびきや姿勢の乱れも、こうした癖と関連する場合があります1


年齢別の具体的な症状と口腔機能発達不全症を引き起こす根本原因


乳幼児期・幼児期・学童期における症状の違い


お口の機能は生まれた瞬間から段階的に育っていきます。乳児期は哺乳の様子、離乳期は食形態への慣れ、幼児期は咀嚼と発音、学童期は滑舌や食べこぼしなど、成長段階ごとに現れるサインは異なります3。年齢に合わせた観察が大切になります。


離乳食の進め方やアレルギー性鼻炎などの根本的な原因


背景要因としては、離乳食を早く進めすぎたり柔らかいものばかり与えて噛む機会が少なかったこと、おしゃぶりや指しゃぶりの長期化、アレルギー性鼻炎による鼻づまりなどが挙げられます3。鼻で息がしづらいと自然と口呼吸に切り替わり、お口の筋肉バランスに影響が出やすくなります。


小児歯科と耳鼻咽喉科の連携が必要なケースの見分け方


鼻づまりが慢性化していたり、いびきが大きい、口を閉じると苦しそうといった場合には、アデノイド肥大やアレルギー性鼻炎など耳鼻咽喉科領域の関与が考えられます2。歯科でのトレーニングだけでは対応が難しいケースもあるため、必要に応じて耳鼻咽喉科と連携した対応をご提案します。


口腔機能発達不全症で注意したい影響と小児矯正治療との深い関係

口腔機能発達不全症で注意したい影響と小児矯正治療との深い関係

将来の歯並び・かみ合わせや全身の健康への影響


口呼吸や舌の位置の乱れが続くと、顎の成長バランスに影響し、出っ歯や受け口、叢生などの歯並びの乱れにつながる可能性があります3。さらに、口呼吸は乾燥によりむし歯や歯肉炎のリスクを高めるほか、風邪をひきやすくなるなど全身の健康にも影響が及ぶ場合があると指摘されています4


お口のトレーニングと矯正治療の関わり


お口周りの筋肉バランスを整えるトレーニング(MFT:口腔筋機能療法)を早い段階で取り入れることで、歯並びの土台となる顎の発育を促し、将来の本格的な矯正治療の負担を和らげられる可能性があります3。当院では小児矯正にMFTを積極的に取り入れ、機能と歯並びの両面から支える体制を整えています。


たくま歯科医院での取り組み:負担に配慮したアプローチと受診の流れ


お子様が怖がりにくい、丁寧で負担に配慮した検査と評価


当院では歯科用CTやセファロレントゲン、口腔内スキャナー「iTero」など先進の設備を活用し、お子様の負担に配慮した検査を心がけています。従来の粘土のような型取りが不要なiTeroは、えずきが苦手なお子様にも取り入れやすい方法の一つです。


遊び感覚で続けやすい、自宅とクリニックを両立するトレーニング


舌や唇の筋肉を動かす簡単なワーク、口唇閉鎖を促す遊び、正しい姿勢づくりなど、ご家庭でも取り組みやすいトレーニングをご提案します。日本口育協会認定の口育士が在籍し、お子様のペースに合わせて内容を調整します。


健康保険適用の範囲と、お忙しい保護者さま向けの通院配慮


口腔機能発達不全症の診断や管理は、条件を満たせば健康保険の適用対象となります2。当院では保育士による託児サービスやキッズスペースを備え、共働きのご家庭でも通いやすい環境づくりに努めています。気になるサインがあれば、まずは無料相談からお気軽にご相談ください。


よくあるご質問


Q1. 5歳の子どもが口を開けて食べていますが、成長すれば自然に治りますか?


A. 個人差はありますが、口を開けたまま食べる癖は、そのまま様子を見ても自然に改善しづらい傾向があります。お口周りの筋肉の使い方がすでに習慣化しているため、早めに専門家へご相談いただき、必要に応じてトレーニングを行うことをおすすめします3


Q2. 口腔機能発達不全症の管理は健康保険が使えますか?


A. 一定の診断基準を満たす場合、健康保険の適用対象となります。詳しい適用条件や費用については、受診時にお子様の状態を確認したうえでご説明いたします2


Q3. トレーニングは痛みや強い負担がありますか?


A. MFT(口腔筋機能療法)は、舌や唇を動かす遊び感覚のトレーニングが中心で、痛みを伴う処置ではありません。お子様のペースに合わせて少しずつ進めますので、どうぞご安心ください。


Q4. 通院はどのくらいの頻度ですか?共働きでも続けられますか?


A. 一般的には月1回程度の通院が目安になります。当院では保育士による託児サービスやキッズスペースをご用意しており、お忙しい保護者さまでも通いやすい環境を整えています。


Q5. 矯正治療も同時に必要になりますか?


A. お子様の状態によって異なります。まずはお口の機能を育てることを優先し、必要に応じて予防的な矯正やⅠ期治療を組み合わせるケースもあります。無料相談で治療方針を丁寧にご説明します。


参考文献


1. 厚生労働省 健康づくりサポートネット(旧e-ヘルスネット). https://kennet.mhlw.go.jp/information/

2. 厚生労働省 公式サイト. https://www.mhlw.go.jp/

3. 日本小児歯科学会. https://www.jspd.gr.jp/

4. 日本臨床歯周病学会. https://www.perio.jp/


詫摩 厚太

歯科医師


たくま歯科医院

詫摩 厚太

▶ 監修者プロフィール

経歴
北海道教育大学付属旭川小学校 卒業
函館ラサール中学校・高等学校 卒業
東京医科歯科大学 歯学部歯学科 卒業
福岡はなだ歯科クリニック 研修医終了
たくま歯科医院 勤務
資格・所属学会
一般社団法人国際歯周内科学研究会
日本小児矯正研究会 POJ Young Faculty
日本口腔外科学会
日本小児歯科学会
赤ちゃん歯科ネットワーク