離乳食とスプーン    2021年7月16日(金)|旭川市の歯医者|たくま歯科医院

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離乳食とスプーン 2021年7月16日(金)

こんにちは😃 赤ちゃんの離乳食っていつ頃から始まると思いますか。 離乳期は食べ物がお乳から固形食に変わって、赤ちゃんが吸う(飲む)から食べる(咀嚼と嚥下)能力を身につけて食べ物を受け入れていく期間です。 お乳を吸う本能的な動き(哺乳反射)が消えて、ごっくんができるようになる(5〜6ヶ月)時が離乳期の始まりです。 5〜6ヶ月頃 この時期は口に入った食べ物を嚥下反射(飲み込む)が出る位置まで送ることを覚えます。そしてスプーンを口に入れても押し出すことが少なくなります。 支援するポイントは赤ちゃんの姿勢を少し後ろに傾けて、口に入った食べ物が口の前から奥へと少しずつ移動できるように、なめらかにすりつぶしてあげます。 7〜8ヶ月頃 乳歯が生え始めて、口の前の方を使って食べ物を取り込み、舌と上顎でつぶしていく動きを覚えます。 支援するポイントは、舌でつぶせる硬さの物を平らなスプーンで舌唇にのせて、上唇が閉じるのを待ちます。つぶした食べ物をまとめる動きを覚え始めるので飲み込みやすいようにとろみをつける工夫も必要です。 9〜11ヶ月頃 舌と上顎でつぶせないものを歯ぐきの上でつぶすことを覚えます。 支援するポイントは、丸み(くぼみ)のあるスプーンを下唇の上にのせて上唇が閉じるのを待ちます。食べ物は前歯でかじり取れる柔らかさや、歯ぐきで押しつぶせる硬さにします。 1歳頃〜は奥歯も生え始めますので、口へ詰め込み過ぎたり、食べこぼしたりしながら、ひと口の量を覚えていきます。手づかみ食べが上手なったり、食具で食べることも覚えていきます。 スプーンはただ、食べ物を口に運ぶだけではなく、スプーンの位置を工夫すると赤ちゃんは、口唇を使って次第に温かさや硬さを感じることができるようになります。スプーンを口唇に運ぶ前に、食べ物を目で見て匂いを感じられるように、言葉をかけてあげれれば良いと思います💕 担当は歯科衛生士山田でした