繰り返す口内炎の予防方法 2021年10月4日(月)

口内炎のせいで食べたくても、食べられなかったという経験、みなさんもあると思います。口内炎は一時的なストレスや、体調不良によってできると言われています。多くは完治すればしばらく発症しないものですが、この口内炎が一度治ったと思って安心していても、またすぐに再発してしまうこともあるのです。何度も繰り返してしまう口内炎についてのお話です!

口内炎が繰り返して発生してしまう病気の一つに

「再発性アフタ性口内炎」と呼ばれるものがあります。
「アフタ」とはお口の中にできる表面が白や黄色の膜に覆われてできる5~6mmの炎症です。アフタよりも大きいものを潰瘍(かいよう)といいます。通常は2週間ほどで治り、再発はしないのですが、何度も繰り返してしまうものを「再発性アフタ性口内炎」と呼んでいます。

 

口内炎は、舌、お口の内側(頬粘膜)、唇など柔らかいところにできやすいです。この種類の口内炎は口の中にだけでき、他の体の病気とは関連はありません。何度も再発してしまう原因は、まだ特定できておりませんが、精神的ストレスやホルモンバランスの乱れ、免疫力の低下が考えられています。

治療では、痛みを取ることが中心となります。口内炎ができた部分に、軟膏を塗ったり、お薬のついたパッチを張りつけたりします。また、薬の服用や指定された薬用品でのうがいでも、再発防止に効果があったとの報告もあるそうです。

何度も再発を繰り返す人は、特に予防に気を付けたいものです。予防や悪化を防ぐ一番大切なものはやはり、清潔であることです。いつも清潔にするように心がけ、イソジンなどによるうがいを習慣にすることも効果があります。

また、歯のかみ合わせの状態や、被せ物などの位置が原因となっていることも考えられます。例えば、歯や詰め物がいつも、頬の同じところに当たってしまうことで、その部分がただれやすくなり、口内炎になることもあります。治療部位や矯正の装置など、特に被せ物や器具などがお口の中の粘膜に触れていないか、よく調べてもらいましょう。もし、お口の中との接触があった場合は、作り直したり、取り除いてもらったりすることが必要になるかもしれません。

むし歯や歯周病、歯並びなど歯の問題も多くありますが、お口の中にはそれ以外の大切な部分もたくさんあります。唇、頬の裏側(頬粘膜)、舌、唾液腺など、ここにあげきれない多くの部分でお口は構成されています。何かお口のことで気になる事があればぜひ相談して下さい!

ブログ担当 歯科衛生士 上出でした🌼