歯科治療を途中でやめてしまったら?

 

こんにちは😃

意を決して歯科医院を受診してみたものの、ついつい治療の途中で行かなくなってしまったことはありませんか? 治療が最後まで終わっていないままだと、最初に受診した時よりもお口の状態が悪くなってしまったり、治療が必要な場所が新たにできてしまったりします。

皆さんはどんな時に受診するのをやめてしまうのでしょうか。

例えば、痛みが消えてなくなった時? それとも仮歯が入って多少見た目が良くなった時? うっかりと予約日を忘れてしまって、そのまま通いづらくなってしまった時? でしょうか。

 

痛みが消えたのでやめてしまったら…

痛みや炎症のある時には、まずは痛みや炎症を鎮めます。その後に治療が始まりますので、痛みがなくなったからと通院をやめてしまうと、同じような症状の繰り返しになります。

仮歯が入ったからとやめてしまったら…

仮歯が入ると見た目も良くなって、日常的な不自由はなくなります。仮歯のままでも十分かなと考えてしまい通院をやめてしまうと、仮歯は材質も弱いし、仮に止めているだけなので、接着剤も弱いものを使用している歯科医院が多く、外れやすいです。

被せ物の型を採った後に通院をやめてしまったら…

歯は少しずつ動いてしまうものです。被せ物の型採りをした後には、できるだけ予約通りに受診をしないとせっかく作った被せ物が合わなくてなってしまいます。合わなくなれば、また型を採り直すことになってしまい、時間と来院回数が増えてしまいます。

歯の根の治療を途中でやめてしまったら…

根の治療は細菌が根の中で繁殖しないように、治療時間や回数がかかることが多いです。そのため、痛みや炎症が治ると通院をやめてしまいたくなるかもしれませんが、途中でやめてしまうと、痛みや炎症が再発することもあります。

ここの例だけをみても、治療を途中でやめてしまうとリスクを伴うことが多いですし、治療の途中ですから完治はしていません。そして、そのまま治療部分を放置しておくと、感染して新たな病気が始まる危険性が高まります。どうか治療は、完治をするまで通院をして頂きたいと思います。

担当は歯科衛生士山田でした