歯の怪我の対処法 2021年11月2日(火)
こんにちは🌞
今回は、普段の遊びやスポーツで顔から転んだり、口をぶつけてしまい、前歯が抜け落ちたり、折れてしまうことがあります。そんな時、どのように対処していけば良いかのお話です。
抜け落ちた歯は、乾燥させないようにして、出来るだけ早く歯医者さんへお持ちください。
歯の根っこには「歯根膜」という歯を支えている柔らかい組織があります。歯根膜は非常にデリケートで乾燥に弱い為、口の外では30分ほどしか生きられません。歯根膜が生きていれば、歯が元に戻り、定着する可能性が高くなるので、乾燥させないで保存することが何よりも重要です。
抜けた歯の保存方法と保存期間
学校等にある専用保存液(ティースキーパーネオ)〜24時間
牛乳(脂肪分の少ないもの)〜6時間
唾液(頬の裏側又は舌の下に歯を入れる)〜1時間
生理食塩水(0.9%濃度)〜1時間
水道水(上記の方法が不可能な場合)〜30分
※保存期間は目安なので、期限に関わらずできるだけ早く受診しましょう。歯の根っこは触らないようにして保存液に入れ、歯が地面に落ちて汚れている場合は、水道水で軽くすすいでください。
そのほかのケガの対処法
①歯を強くぶつけた
腫れや出血がないように見えても、歯の根っこが割れていたり歯の神経が死んでしまっている場合があります。しばらくすると歯が変色したり痛み出すこともあるので、受診をお勧めします。
②歯が欠けた
歯の破片を出来るだけ集めて、乾燥させないようにガーゼなどに包み、受診してください。決して接着剤などで自分で接着しないようにしてください。歯の状態が悪化することがあります。
③歯にヒビが入った
歯に触らずそのままの状態で受診してください。亀裂が浅いうちは鈍い痛みですが、放置しておくと亀裂が深くなり痛みが強くなったり、ムシ歯や歯の根っこの感染を引き起こします。
④歯がぐらつく、陥没した
歯に触らずそのままの状態で受診してください。飲み込む恐れがある場合は、歯を優しく抜いて乾燥させないようにします。出血している場合は清潔なガーゼなどで患部を押さえてください。
このような対処法を知っている事で、万が一の時に役立てる事ができるのでぜひ頭の片隅に置いておいてくといいと思います!😆
ブログ担当 歯科衛生士 上出でした🍁