噛むことと満腹感 2021年5月14日(金)
食べ物をよく噛んで食べると、少ない量でもお腹がいっぱいになるって知っていますか❔
食欲は、脳にある『満腹中枢』という器官がコントロールしています。
実はここが刺激されると、“お腹いっぱい”と感じるようになります。
❔なにが満腹中枢を刺激するの❔
⓵血糖値が上がる
食事による血糖値の上昇は、でんぷんの消化吸収速度に大きく関係していきます。よく噛む=そのぶんの唾液がたくさん分泌され、食べ物に含まれるでんぷんが糖に素早く分解されます。
⓶脳内物質が分泌される
時間をかけてよく噛むことで、満腹中枢を刺激する脳内物質“ヒスタミン”や“セロトニン”、食欲抑制ホルモン”レプチン“が脳内に分泌されます。
⓷体温が上がる
体温の上昇も満腹中枢に刺激を与えます。よく噛んで食事をすると消化液の分泌や消化活動が盛んになり、体温が上昇します。暑いと食欲がなくなるのはこのためです。☀️
⓸食べたものが胃を刺激する
胃がふくらんだ刺激と、食べ物によるある程度の重量感が満腹中枢を刺激します。しかし、あまり噛まずに量だけ食べると、満腹中枢の刺激に時間がかかり、結果的にたくさん食べ過ぎてしまいます。
噛む習慣は、肥満治療の現場でも指導されています。まずは、いつもと同じ量をひと口30回噛んで食べて見てください😋満腹度が実感できると思います。
柔らかいものばかりでなく、噛みごたえのある食品を選ぶことも大切なポイントです‼️
皆さんもよく噛んで美味しく楽しく食事をしましょう😋🎶
ブログ担当 歯科衛生士 伊藤 でした🐰