人の噛む力ってどのくらい?? 2021年8月24日(火)

こんにちは😃

新型コロナウイルスの感染拡大を受け、在宅勤務をされている方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。
パソコンに向かって長時間デスクワークをするとき、無意識に歯を食いしばっていたり、朝起きると顎が疲れていたりする方が多いです。
そこで人の噛む力がどのくらいあるのかを今回皆さんにお話していきたいと思います!

人間が力いっぱい歯を食いしばった時にでる噛む力は、自分の体重に比例しているそうです。
例えば、体重50㎏だとしたら噛む力は50㎏を出すことができます。
50kgの力で噛むってどのくらいなのでしょうか。
かなりの力だと思いますが、感覚的にピンときませんよね。
普段の生活も関係があり、よく固いものを食べている人やスポーツジムなどで鍛えている人は歯を食いしばることが多いので、このような人は最大の噛む力が自分の体重以上になることもあるそうです。

一般的に硬い印象のあるせんべいやピーナッツを噛むためには、 せんべいで14kg、ピーナッツで約12kgの力がいるそうです。
硬い食べ物を噛み砕くためには、これくらいの力が歯と歯茎にかかってきます。
食べ物を美味しく味わいながら噛もうと思えば、 これらの力に耐えうるだけの健康な歯と歯茎が必要ですよね。

ところが、奥歯の一番大きな第一大臼歯をたった1本失うだけで、噛む力は約半分に低下すると言われています。仮に入れ歯やブリッジを入れたとしても、本来の自分の歯で噛む力には及びません。また、歯ぎしりをしている方は、無意識に最大の力で噛んでいることが多い為、顎の痛みや歯の破折につながるので注意が必要です。

奥歯を虫歯や歯周病で失ったままにしていませんか?

噛む力が衰えると、食事が楽しくなく、軟らかいものばかり好んで食べるようになります。そうすると噛む回数が減り、脳への刺激が減少することで、認知症やメタボリックシンドロ-ムなどの生活習慣病にまで発展することがあります。自分の歯で食事ができれば、健康な生活につながります。虫歯や歯周病予防を行い、歯を失わないように取り組むことも噛む力につながります。歯の健康、寿命を守るために、歯科医院で定期健診を受けて、口腔内をチェックしましょう!!

ブログ担当 歯科衛生士 上出でした🌼