親知らずの名前の由来 2021年9月14日(火)

みなさんは親知らずって聞いた事ありますか?1番奥にある歯です。何故『親知らず』というのでしょうか??今日は親知らずについての説明です!
親知らずとは?

知っている方が多いと思いますが、親知らずとは10代後半から20代前半に生え始める一番奥にある上下の歯です。でも、必ずみんなが生えてくるわけではありません。また、顎が小さいと親知らずが生えてくるスペースがなく、横向きに生えてきたりすることが多いです。真っすぐに生えてくれれば問題ないのですが、変な方向に生えてきてしまうことで痛くなったり、汚れが溜まりやすくなり虫歯や歯肉炎などを起こす可能性があるのです。

親知らずの正式名称

歯医者的に患者さんに説明するときは「親知らず」と言いますが、正式名称は「下顎第三大臼歯」および「上顎第三大臼歯」です。慣れていないと難しい名前ですよね。

あとは8番目の歯なので「8番」とも言います。また「智歯」とも言うんですよ!

親知らずの由来・語源には色々な説が?!

ではなぜ「親知らず」と呼ばれているのか・・ですが諸説あるそうです。

★昔の日本人の平均寿命に関係している説

昔の人間の平均寿命はどれくらいだったと思いますか?だいたい50歳程度だったそうです。短いですね・・。(現在は80歳くらいですからね)先ほども説明したように親知らずが生えてくる年齢は10代後半から20代前半にかけてなので、その頃には親が亡くなっていることが多く、「親が知ることなく生える歯」である事が由来・語源となって「親知らず」と呼ばれるようになったそうです。

★生え変わりなしにいきなり生えるから説

通常の歯は乳歯が抜けて生え変わって永久歯が生えるのに対して、親知らずは生え変わることなくいきなり生えることが由来・語源となっている・・という説もあるようです。そうすると第一大臼歯・第二大臼歯も親知らず・・?!

★親が知らないから説

小さいときはお母さんやお父さんに仕上げ磨きや乳歯が抜けたとか虫歯ができたとか・・口の中を見てもらう機会が多いですよね?でも親知らずが生えてくる年齢だと・・さすがにそれはなくなってくるでしょう。なので「親が子供の歯をチェックしないような年齢になってから生えてくる歯」なので「親が歯が生えてきたことすら知らない」で「親知らず」という説もあります。

★英語説

親知らずは英語で「wisdom tooth」と言います。wisdom=知恵、tooth=歯ですので、「知恵がついてきた頃に生える歯」という意味があるそうです。日本語で親知らずの別称は「智歯」と言われていますが、このwisdom toothが由来だとも言われています。

 

以上が親知らずの名前の由来でした☺️

ブログ担当 歯科衛生士 上出でした😆