臨界期    2021年12月3日(金)

 

こんにちは😊

臨界期(感受性期)とは、一生に一度しかない絶対期間のことです。生体の発達の比較的初期において、ある刺激(経験)が与えられたときに、その効果が最もよく現れる時期をいいます。

人間の臨界期には、ある程度期間の長いものや個人差があるため、「感受性期」とも呼ばれることもあります。この臨界期までに使われなかった機能は消滅していきます。

例えば汗腺ですが、発達するのは3歳までなので、3歳までに汗をかく経験をした子供では、機能する汗腺は増えますが、寒い土地柄や環境で生まれ育ったお子さんは機能する汗腺は少なくなります。

言語能力でいうと、赤ちゃんの時に日本で過ごしていれば、日本語が常に飛び交う環境であるため、脳は日本語に対応した言語的知性を作りあげていきます。言語臨界期に英語を学び始めると、日本語だけではなく英語も一緒に覚えることができます。他の言語でも同じことが言えます。

視力の臨界期は約2歳まで

絶対音感の臨界期は約4歳まで

味覚の臨界期は約3歳まで

言語能力の臨界期は約9歳まで

運動能力の臨界期は約4歳まで

数字的能力の臨界期は約4歳まで

 

臨界期は能力を獲得するために適した期間であるため、この時期を見過ごしてしまうのは勿体ないですし、身につけやすい、伸びやすい時期があるのであれば利用した方がいいと思います。これからお子さんが生まれてくる予定の方や、子育て中の方は参考にしてみて下さい。

担当は歯科衛生士山田でした