化学物質過敏症 (香害) 2021年9月17日(金)

 

こんにちは😃

化学物質過敏症とは、ごくわずかな化学物質により、心身に様々な症状が現れる状態です。

近年、米国などで香害の被害が問題になり、日本でも香りによる被害者が増え始めました。歯科医院を来院する患者様の中にも、洗濯洗剤や柔軟剤の香りが苦手で体調が悪くなってしまうという方もおられます。当医院ではそのような患者様には、治療時に使用するタオルを香りのしない物に取り替えたり、口腔外バキュームを使って苦手なニオイを吸ったりしています。市でも化学物質過敏症(化学物質や香り)での保健所への相談が増えてきているそうですが、未解明な部分が多いので、疾患の認知度を上げ、周囲の理解を促進することが患者様の症状軽減につながると呼びかけています。
化学物質や香りで体調不良を訴える人の症状としては、頭痛、めまい、吐き気、咳、疲労感や思考力の低下など様々で、生活に困難さえ抱いている人もいるそうです。

私達の身の回りの生活用品には香りが添加されている物も多く、香りつき洗剤や柔軟剤、除菌に消臭剤、香水やアロマなど、たくさんのニオイが積み重なって体に不調を訴える方もいますが、はっきりとした原因を見つけるのは難しそうです。もちろん、多くの人達は香りで心地良さを感じ癒される人がほとんどで、やる気さえ出てくるという人もいると思います。ただ、香りの感じ方はそれぞれ違いますので、自分にとっては快適でも、体調が悪くなる方もいることを理解しておくと良いかもしれないですね。

担当は歯科衛生士山田でした