むし歯予防・対策として 2022年5月13日(金)
こんにちは😃
当院では、むし歯の状態をチェックして欲しいと来院して頂いた患者様には、レントゲンを確認したり、ダイアグノデントペンでむし歯の数値を測ったりします。
予防としてはフッ素塗布や、むし歯の状態によってはサホライド(フッ化ジアンミン銀)塗布もすることがあります。
口腔内でのフッ素の働き
フッ素は歯を強くして酸に溶けにくくする事と、溶けた歯の成分を唾液と一緒に押し戻し、修復することが最も期待されます。この作用は歯の周りや唾液中にほんのわずかなフッ素があることにより行われます。
結晶性の向上 → 歯を成熟させ溶けにくい歯をつくる
フルオロアパタイトの形成 → 溶けにくい歯をつくる
脱灰の抑制 → 酸から歯を守る
再石灰化の促進 → 溶けた歯を治す
むし歯菌の活動抑制 → むし歯菌が酸を作らなくする
フッ素の上手な使い方は
歯科医院では濃度の高いフッ素を定期的に塗布して、ご家庭では濃度の低いフッ素配合の洗口剤や歯みがき剤を使用して、口腔内にフッ素を供給することが重要になります。歯科医院での定期的なフッ素塗布と、ご家庭でフッ素を用いる事で相乗効果が期待されます。
サホライド(フッ化ジアンミン銀)とは
齲蝕のの進行を抑制する効果には優れていますが、塗布した部分が黒変してしまうのが欠点です。黒変してしまった歯質はブラッシングなどでは除去できないので、本格的な治療を行うまでは審美的にはあまりよくありません。
当院では歯ブラシでフッ素塗布をしています。その歯ブラシは、お子様にお好きな色を選んで頂けるように、数種類ご用意してありますので、フッ素塗布をする時の楽しみにしてもらえればうれしいです😊
担当は歯科衛生士山田でした