哺乳反射
哺乳反射とは意志とは関係ない反射的な動きで、口周辺に触れたものに対して口を開き、口に形のある物を入れようとすると舌で押し出し、奥まで入ってきた物に対しては吸う動きをすることです。
哺乳反射には探索反射、捕捉反射、吸啜反射、嚥下反射があります。
① 探索反射は口角や頬に触れると、反射的に刺激された方向に頭を回し、口を開く動き。これにより、赤ちゃんは母親の乳首を探すことができます。
② 捕捉反射は口唇に触れると、反射的にすぼめて前に突き出し、触れたものを口唇で挟み込んで口を閉じる動きです。
③ 吸啜反射は口にくわえると反射的に吸い出す動きです。これにより母親のおっぱいから乳を吸い出すことができます。
④ 嚥下反射は乳汁が口の奥に送り込まれると、反射的に飲み込む動きです。
哺乳反射は4〜5か月頃より消え始め、次第に反射ではなく意思による動きとなっていきます。生まれもった食べる機能の発達って、素晴らしい仕組みになっているんですね。
担当は歯科衛生士山田でした🦷
【参考文章 子どもの心身と食生活】2023年3月28日(火)