唾液

唾液は唾液腺という臓器が作ります。約9割の唾液を出す大唾液腺は、耳下腺、顎下腺、舌下腺の3つです。耳下腺が最も大きいですが、唾液がもっとも多く分泌されるのは顎下腺です。

唾液が腺が3つもあるのは役割が違うからで、耳下腺はサラサラ唾液、舌下腺はネバネバ唾液、顎下腺は両方を分泌します。サラサラ唾液は水分が多い唾液であるため、消化の促進を促したり、細菌や食べ物を洗い流したり、食べ物を胃腸に運んだりします。ネバネバ唾液はタンパク成分が多い唾液であるため、私たちの身体を守るために様々な働きをします。

唾液の分泌には自律神経が関係しており、交感神経が優位なときにはネバネバ唾液、副交感神経が優位なときにはサラサラ唾液が分泌されます。しかし、実際の生活では両方の唾液が分泌され、混合唾液として口の中を潤しています。

その他にも、刺激に反応して出る刺激唾液、刺激がなくても自然に流れ出る安静時唾液もあります。

皆さんも唾液が出てきたら、この唾液はどんな唾液かな?と一瞬考えてみるのも、楽しいかもしれませんね。

担当は歯科衛生士山田でした🦷  2023年2月17日(金)

(参考文章 DENTAL HYGIENIST)