抜歯後におきるドライソケット 2022年11月25日(金)
ドライソケットは抜歯後血が十分に出なかったり、できかけの血の塊が取れてしまうなどして、骨に直接刺激があたり炎症を起こした状態を言います。
ドライソケットが起こる仕組み
私たちの体は外傷ができると出血します。その血が固まってかさぶたになり、患部を覆って治っていきます。抜歯の際も、抜歯した穴に血が溜まって「血餅」というゼリー状の塊となり、外部からの刺激や細菌の侵入から露出した骨を守ります。やがて傷口の穴は自然に塞がって治ります。
出血量が少なすぎたり、できかけの血餅が取れてしまうと刺激は骨に直接あたります。この刺激で抜歯したところが炎症を起こすと大変痛みます。この状態が「ドライソケット」です。2〜5%の確率で起こる偶発症で、治るまで2〜3週間かかります。
注意
抜歯後、頻繁にうがいをするのはやめましょう。うがいのし過ぎはドライソケットになる原因のひとつです。しばらくの間は、傷口はそっとしておいてください。
担当は歯科衛生士山田でした🦷