歯を失ってしまうと顔の表情も変化する 2021年9月9日(木)

歯は内側から顔の形を支えています。そのため、歯を失い咬み合わせのバランスが崩れてしまうと、咀嚼する機能を失うばかりでなく、顔貌(がんぼう)の変化の原因になってしまいます。

歯が全部ある健康な状態

表情豊かで活力がみなぎっています。歯の咬み合わせの良い健康な状態です。

歯の咬み合わせは、食べ物を噛む、声を出す、飲み込むという動作のほかに、頭を支え全身のバランスを整える重要な役割があります。

歯が1〜2本なくなった状態

はじめはあまり変化は見られません。しばらくすると、抜けた歯の両隣の歯が傾いてきたり反対側の歯が伸びてくるなど、全体の咬み合わせのバランスが崩れはじめます。それにより、肩こりや頭痛などに悩まされるようになります。

歯が数本なくなった状態

顔にシワが増えるなど見た目が変化します。咬み合わせのバランスが取れていないため、食事も食べづらく、残っている歯もやがて異常が見られるようになります。また、唾液が少なくなったり、頭痛や疲労、食欲不振などの体の不調が増えてきます。

すべての歯がなくなった状態

口元や顔全体の見た目がかなり変化します。歯がなくなると、通常の食事を摂ることができなくなり、しっかりとしゃべることも飲み込むことも難しくなります。また、オシャレやお化粧をしなくなるなど意欲が低下し、近年では認知症の進行にも影響があるといわれています。

ご自身の歯を残すためにも定期的な検診をオススメします🪥

ブログ担当 歯科衛生士 伊藤でした🍇