嚥下

口の中の食べ物を飲み込むことを嚥下といいます。乳幼児が食べ物を飲み込む機能は、どのように発達するのでしょう。

嚥下の仕組み

食べ物を噛んで飲み込むという機能は、生まれつき備わっているものではなく、離乳食に少しずつ慣れることによって、身につけていくものです。

乳を飲む時期の赤ちゃんの嚥下は、乳児型嚥下と呼ばれ、口唇や顎を開いたまま、呼吸を止めずに乳汁を飲み込むことが可能です。これは、赤ちゃんに生まれつき備わっている機能(原始反射)のひとつであり、成人の嚥下とは違う方法です。

乳児期には、原始反射である哺乳反射により乳汁を摂取します。哺乳反射には、4つの種類があり、この4つの反射がつながることで赤ちゃんは、乳汁を飲み込むことができるのです。

生まれつき備わっている機能って素晴らしいですね。次回は哺乳反射のお話しにします。

担当は歯科衛生士山田でした🦷

【参考文章 子どもの心身と食生活】2023年3月28日(火)